私、三好共著の新刊が、この度出版されました。
この度の新刊のタイトルは、「医療・介護職の新しいキャリア・デザイン戦略~未来は、自分で切り拓く~」。3冊目の著書となる本書は、その名の通り、「医療介護職向けのキャリアデザインの本」です。
本書の冒頭はこのような質問で始まります。
「このまま、今の職場で働いていてよいのだろうか…」
医療介護業界は熱心で志の高い方が多くいらっしゃいます。これは間違いありません。
ですが、今、ご自身の夢や目標に合致した環境に恵まれ、自らのキャリアを主体的に切り拓きながら働いている人は、ごく少数ではないでしょうか?
ご自身の志と環境のズレを感じたり、ご自身の将来に漠然とした不安を感じたり…。熱心で真面目な方ほど、ご自身のキャリアに何かしらの悩みを抱かれることでしょう。
近い未来、医療介護職を取り巻く環境は激変していきます。いや、すでに激変しています。これまでの年功序列や終身雇用は崩れ、経営者と職員の関係性も大きく変わります。
経営環境が目まぐるしく変わる中、経営者の「ファミリー」として、「長く勤めてくれる職員」が「よい職員」だった時代は、もうすでに終わりを迎えつつあるからです。
そのような環境の中、本書の冒頭では「このような質問」をしています。
「あなたは何が出来る人ですか?」
「あなたは何が出来る人ですか?」
いかがでしょう?
「すぐに答えられなかった…」
「答えは出たけど、胸を張ってでは…」
「胸がギョッとなりました…」
こんな風に思いませんでしたか?
私自身、作業療法士から専門学校の教員、そして経営コンサルタントへと「キャリア・チェンジ」してきました。前例やロールモデルのないキャリアを歩めたことは、確かに「運がよかった」のでしょう。
ですが、節目ごとに「自分は何ができるのか」「自分は何をすべきなのか」を真剣に自問自答し、自分で意思決定をしてきました。ただ、振り返ってみるとこんなことを思います。
「もし、あの時、この本があったら…?」
自身の選択や決断は変わらなかったと思います。
ですが、もしこの本があったら、
より勇気が出て、
より安心して、
より明確に、
自分自身のキャリアを描けていたことでしょう。
あの頃の私に、何より、医療介護職のキャリアデザインに悩む方に書き留めた本です。是非、一度手に取ってみてください。
本書の内容
- 第1章:キャリア・デザインの考え方や知っておくべき知識を解説。
- 第2章:キャリア・デザインの将来の戦略やキャリアで行き詰った時のための対処法について解説。
- 第3章:医療介護業界では有名な複業家である細川寛将氏による キャリア・デザインの具体的実践やワークショップについて解説。
- 第4章:新たな働き方としての複業についての考え方やこれから求 められる人材について解説。